手放した退屈が恋しくなる

どーも こんにちは。 久しぶりの投稿ということで、みなさんお元気でしょうか?僕は普通です。あと10日ほどで社会人になります。鬱です。

 

今回の投稿は何についてなのか?

まあ僕の最近の状況だったり気持ちを話せたらいいなと思う。

バンドまだやってます!けどちょっとやばいかも、、、

やっぱバンドって難しい。なにが一番難しいって、

メンバーがいないんよ!

バンドってのはお金がかかります。バンドで成り上がろうとするなら余計ね。お金がないから動きずらい。そしてモチベーションもあがらない。それでも進まないとだめだ!と最近までおもっていたんですけどね。 

バンドの作詞作曲を担う、バンドの核でもある、ボーカルでもあるメンバーと話をしててね、「曲がかけないんだ」と言われちゃいました。メンバーもいない、モチベーションもない曲もかけない。

このような話になった時、ぼくは少し絶望した。そして長い夢から覚めたようなきがした。思えばメンバーがちゃんと4人いて曲のストックがたくさんあってキラキラしてたあの時が一番だったのかもしれない。そう、夢なんて見るもんかって思ってたけど結局見ちゃってたのよね。期待もしてた。俺たちの音源なら、きっと誰かが見つけて、ある程度良い流れになるんじゃないかって。けどやっぱり現実ってのは甘くない。恋は盲目っていうけどさ、夢は盲目ってのもあるんじゃない?音楽で飯を食うってのは限られたほんの一部で後はみんな消えていったんだ。きのこ帝国の「夢見るころを過ぎても」という曲を思い出す。僕は今のバンドにおそらく大学生活のほとんどを費やした。お金と時間と労力を。しかし残ったものは一人のメンバーと8曲のミニアルバム。世の中に音楽は溢れすぎた。何番煎じだよってすべてのバンドに突っ込めてしまう。目新しさで売れる時代じゃない。自己プロデュース力で売れる時代だ。もちろん圧倒的な才能は必ずでてくる。しかし平凡なバンドの多くは容姿と雰囲気と流行りそうなポップスで人を集めていく。僕たちはなんなのだろう。今となっては分からない。客観的にみてるようで見れていなかったのだろう。夢は破れた。だが同時に思う。「音楽をやめるのか?」答えはNOだ。そもそもやめるやめないの話じゃない。もう離れられないんだ。

しかし情熱は消えた。期待も消えた。僕はこのバンドの道のために多くの選択肢を捨てた。後悔は正直今少し感じている。それほどまでに打ちのめされている。僕は昔からそうだ。誰かに、何かに期待しては勝手に落ち込む。自業自得だというのに。音楽とともに生きるということは無理だった。僕は誰かがいないとダメなんだ。再び情熱を、希望をもたせてくれる何か変化がないと。

ここに断言しておこう。音楽で飯を食べたいなんて二度と思わない。それを思うことが許されるのは本当に音楽がないと死ぬ奴、自分から作り出す奴だけだ。そして音楽を仕事にするとかならずつまずく。創作物なんだ。ぼくにはできない。細々と自分のペースで作れたらいいなと思う。

ああ、手放した退屈は、安心は、実は一番大事だったんだ。気づいてからじゃ遅かった。スーパーカーは超速で駆け抜けていった。

でも完全に終わったわけじゃない。もしかしたらメンバーが集まって、そして彼に再び炎がともる時がくるかもしれない。音楽を作るのは好きだ。その時に協力できる準備はしておこう。no dream。